こんにちは。みすみーです。
今回はジェームズ・W・ヤング著「アイデアのつくり方」という本を
読んだので書評というか解説を書いていきます。
「60分で読めるけれど、一生あなたを離さない本」をキャッチコピーとして
広告業界をはじめ、数々の経営者、実業家、インスタグラマーを魅了している名著です。
僕がこの本読んだ学びとしては
『アイデアとは行動の果てにある』ことです。
それでは本題に入っていきます。
目次
アイデアのつくり方 要約してみた
まずこの本に関してざっくり要約していきます。
読んだことある。知ってる人は飛ばしても問題ないです。
アイデアをつくる原理は2つある。
第一に、
アイデアとは『既存の要素の新しい組み合わせである』ということ。
第二に、
『新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す力に依存する』ということ。
アイデアをつくるためには、次の5段階を欠かさずに踏む必要がある。
【第一段階】資料を収集する(マテリアルギャザリング)
・特殊資料
⇒直近で向き合うべきテーマに関連する資料を深く掘り下げて読み込む。
どんな人が商品を買うのか、どんな商品なのか、掘りまくる。
・一般資料
⇒日ごろからあらゆる方面のどんな知識にも貪欲にアンテナを張っておく。
トレンド。日々の事象。一般教養など
【第二段階】材料の消化
⇒色々な要素を一つ一つ心の触覚で触ってみて、並べてみて、
向きや明るさを変えてみて、関係を探し出す
⇒何か少しでも思いついたら、不完全でもいいから書き留めておく(絶望状態)
⇒何もかも心の中でごっちゃになって、どこからもはっきりした明察は生まれてこない
【第三段階】孵化(放棄する)
⇒問題を無意識の心に移し、眠っている間に、それが勝手に働くのに任せておく
何でもいいから、自分の想像力や感情を刺激するものに没頭する
【第四段階】アイデアの誕生
⇒ヒゲをそっているとき/風呂に入っているとき/トイレのとき/誰かと話した時
…何気ないときにアイデアが心の中に飛び込んでくる
【第五段階】アイデアを現実にする
⇒アイデアを実現するために忍耐強く手を加える
いかがでしたでしょうか?
みすみーがこの本を手に取って最初に驚いたのは、「本の薄さ(物理的)」です。
著者のジェームス氏が書いたのは約50ページ。早い人なら20分程度で読める内容。
さらに本を読んでから次に驚いたのは無駄がないこと。
真にアイデアを生み出すための「本質」だけがこの約50ページ抽出されています。
とにかく無駄がない。無駄がないって本当に素晴らしいんですよ。
世の中の本は、どうでもいいことばかりダラダラ書いてたりする本が大半なので。
表現も非常に簡易的に書かれています。
…ですがシンプルなことほど、実践するのが難しい。
ジャンルは違いますが、ビジネスや恋愛だって大体行動すれば上手くいきます。
今までの常識や世間の情報量に惑わされて行動しない人が如何に多いか、という事はここ1年で嫌ってほど見てきました。
世間では難しいと教育されてきた事柄ほど、本質はシンプルで単純だったりします。
本の話に戻りますが、要は”アイデアを捻り出す”という行為自体も神格化されているというか。いわば、苦しんだ末クリエイターが最後に生み出す奇跡のように定義づけられ、
世間一般ですごく難しいことのようなイメージがなされてると思います。
しかし「アイデアのつくり方」ほど
新しい発想を生み出す事が、簡単に実践できる本は今後もお目にかかれないでしょう。
表紙に書いてある通り、まさに「60分で読めるけれど、一生あなたを離さない本」でした。
ちなみに価格も1000円以下。ビジネスやコンテンツを作る人。もしくは企画系の仕事に携わってる方も、是非1冊は持っておきたいところ。
スターウォーズでわかるアイデアとは決して革新的なものではない
実際原理の方は分かりやすいのでほぼいうことないかなって感じですね。
どんなに画期的なアイデアも、既存の要素同士の組み合わせでしかない。
シンプルですね。
少し分かりやすいように具体例をあげるとしたら
映画とか。大ヒットしてる映画だと特に分かりやすいです。
例えば映画「スターウォーズ」が最初に日本で公開されたのは1978年。
「スターウォーズ」は既存の要素である「SF」と「時代劇」を組み合わせた、
まさに当時の人からしたら革命的な「アイデア」だと呼ばれる作品。
(ダース・ベーダーのボス感は異常よ。)
ライトセーバーとかチャンバラそのものだし。
ヨーダやジェダイといった名称や、ジェダイの僧衣衣装など。
「フォースとともに」「あるがままに」といった思想に関しても東洋文化ですね。
スペースオペラと組み合わせて実に魅力的な世界観です。
僕もスターウォーズは学生時代に見た時から大好きな映画の一つ。
実はSF映画は50年代から60年代にかけて一度流行した時期があったんですよ。だけどあまりにも量産され過ぎたためか、日本だけでなく世界中で”飽き”が到来。
それでSFは70年代にはすっかり話題にならないジャンルになってました。
また、時代劇に関しては「スターウォーズ」の監督ジョージルーカスが黒澤明の映画が好きだったことから取り入れたんでしょうね。1950年代「羅生門」「7人の侍」、あと「隠し砦の三悪人」とかにはモロに影響を受けているでしょう。
既存の要素に過ぎなかった「SF」と「時代劇」を組み合わせて
当時革命的な「スターウォーズ」というブランドができたのです。
どうでしょう?
こうやってみるとアイデアを作るって結構簡単にできそうじゃないですか?
料理漫画から学ぶアイデアのつくり方
次はアイデアを作るための5段階の方です。
これに関しては理解するための
すげー解像度が高い参考書ジャンルがあります。
「料理漫画」です。
実はこれがアイデアの作り方の解説として、めちゃくちゃ分かりやすいです。
僕もそこまで料理漫画の量読んでるわけではないですが、
「ミスター味っ子」とか「食劇のソーマ」とかあの辺をイメージして貰えば。料理バトルっていえばいいですかね。
※「鉄鍋のジャン!」 も要素としてはあるけど、あれはもはや料理漫画じゃなくて「ジャン」っていうジャンルなんで除外。クカカカカーッ
これらの作品の「料理漫画」の主人公像として
「料理は大体作れるけど、その道のプロほどの技術や能力がない」って感じなんですよ。
料理への高い情熱を持ち、大抵の料理は作れる万能料理人。
しかし決してスペシャリストではない。
そんな主人公が勝負するのは大体専門知識や技術をもった正にスペシャリスト。
「小僧!1週間後に”天丼”で勝負だ!!」
「まずいよ…、あの男は東京でNo.1と言われる天ぷら店の店主だ…!」
「知らないのかい?天ぷらってのは1つの材料を極めるだけでも”数年”はかかるものだよ!」
金もない。知識もない。時間もない。
しかしそんな状況の中であるアイデアを閃き主人公は見事に勝利する。
これが料理漫画の王道パターンです。
しかし主人公は何も最初からアイデアを閃くわけではない。
まず、テーマである料理ジャンルの勉強して知識を仕入れて、ひたすら試行錯誤してあらゆる食材組み合わせや調理法を試します。
「こんなもんじゃあいつの味には勝てない!」
あいつを超える方法が見当たらない…どうしようと絶望と葛藤。悩みます。
ここまでやってふと休憩します。散歩に行ったり、TVを見たりなどなど。
そしてある言葉や行動、日常の些細な事をきっかけに主人公はアイデアを閃きます。
「TVの笑点を見て閃いたんだ!厚い天ぷらで中まで火が通らないなら、薄いかき揚げを何枚も作って座布団みたいに重ねるのさ!」
まさにふとした日常からのアイデアの誕生ですね。
どうでしょう?アイデアの段階についてイメージできましたか?
ここで大事なのは、料理漫画の主人公の武器は正にアイデアですが、
それは何回も試作して仮説を立てて検証して悩んで悩んで。ある時ふと閃く武器ということ。
つまり徹底した情報収集と試行錯誤。
5段階で言うところの
【第一段階】と【第二段階】を徹底的にやる。「もう試すものがない!」諦めた。疲れた!
って状態になるくらい徹底的にやって初めて試行錯誤を土台としてアイデアが生まれるんです。
逆にいうとそこまでしないとアイデアは落ちない。
やることが残ってるうちはアイデアは出ないんです。
この辺次で細かく話していきます。
起業したいけどアイデアがないとか言ってる人は一生成功しない
「ミスター味っ子」陽一君からも学べるように、僕らが実際に作業する部分というのは
実際は【第一段階】と【第二段階】だけです。
こちらも分かりやすいようにストーリーというか具体例を出しますね。
僕はサラリーマンしながらビジネスをやってます。実は会社に所属しているとマジでビジネスアイデアに困らないんです。実は多くの人が気づいてない人が多いんですが、会社というか職場というのは情報の宝庫です。まさしく宝物庫。
なぜかというと、ビジネスで商品を届ける人がサラリーマンの場合、会社に所属してると生の情報がごっそり抜けるからです。
世間の99%のサラリーマンなんてのは、日々悩みながら仕事してるもんで。
やれ給料が低くていつまでもこのままでいいのかなとか。家族や職場での人間関係がうまいかないなぁとか。シンプルに残業やだよーもっと好きなことしたいーとか。
絶賛お悩み中の同僚や上司が悩んでることを聞き出して、それを解決する方法や商品をメルマガなりブログ記事なり書くだけでも極論ビジネスは可能です。サラリーマンで情報収集しながら、その手法で月200万円以上稼いでるブロガーさんもいるほど。
それぐらい情報をリサーチするのは大事なんですよってことです。
結局アイデアが出ないって机の前で悩んでる人の大半は先の5段階でいうところの
【第一段階】と【第二段階】ができてないだけです。
マテリアルギャザリングと材料の消化ですね。
具体例として、職場で同僚や先輩後輩含め、どんな悩みを持ってるか深く聞くと
実は結構返ってくる答えってパターンが決まってます。
「起業したいけどアイデアが出てこない!」
ってのもその一つ。
しかしながら、そういった発言をする人に限って、ツイッターの関心度薄めの情報だけダラダラ眺めて、サボりながら適当に仕事して天啓が降りてくるのを待ってるんですよ。
他の人の教材買ったりブログ見て勉強したりもしない。
お金と時間を投資しないでカイジ見たく
「その時電流走るー!」をひたすら口開けて待ってるような状態です。
僕からすれば
アイデア出るわきゃないじゃんって。
自己投資しまくってる身としてはマジでその感想しか出てこないんですよ。
言ってしまえばこれも情報です。「アイデアは降ってこない」って知識を持ってるからそう言えちゃうわけですよ。
ビジネスや人生が知識ゲーって言われてるのも、ここで差がつくからですね。
本著に書かれてることを小学生でもわかるように究極的にまとめるするならば
情報集めまくって、アウトプットしまくった後に
その後、放置して美味いもん食ったりサウナ行ったり寝たりしろ。
アイデアはこうして生まれる。
これだけです。
実はみんな面倒くさいからやらないだけ。
【第一段階】と【第二段階】。顧客、商品、市場、トレンドのリサーチ。
またはビジネスにおける本質的な「型」。お金だけじゃなく時間を得る方法だったり。
調べる学ぶ吐き出す調べる学ぶ吐き出す。
これをするだけ。徹底的にするだけ。
それができればアイデアなんて無限に湧きます。
まとめ
ここまでの解説いかがだったでしょうか?
結構分かりやすくできたのではと。
あ、ちなみにこの記事も「アイデア」の一つですね。
既存の要素である「アイデアのつくり方」と、すでに一般に認知されてる映画や漫画を組み合わせて具体化して一つのコンテンツにしてるわけです。
僕の思想というかマインドに『考え過ぎない』ってのがあって、
これは考えすぎると人って行動が止まるからです。
効率を求めすぎるとベストな行動を取ろうとしてハードルが上がって動けないという事象が発生します。人って楽をしたがる生き物なんですよ。効率よくやりたい。賢くやりたい。近道したい。
人が発明した車や飛行機、家電とかも「楽したい」がために作られた物です。
早く目的地につきたーい。食べ物を腐らないようにしたーい。美味しいお米を食べたーい。
人類の歴史は「楽したい」という欲によって
発展していったとってもマジで過言じゃないです。それぐらい密接な関係です。
話はそれましたが楽しようとすると考える。
そうすると効率求めて完璧主義になって動けなくなる。
なので考え過ぎる前にほんの少しでも動こうぜ。って考えですね。
さっきも言いましたが成功って実は行動するだけ。
毎日コツコツ量を地道にこなす。リスクがないなら考えないで
ノータイムで行動する人が勝ち組になれる。
生きていくお金が無くなったり、命が無くなったりする場合なら一旦ブレーキ踏んで思案して欲しいですが、大抵はもし失敗しても時間を無駄にするだけで済みます。リスクない時にガンガンアクセル踏む人は平気で年収1億稼いだりしますから。
本著におけるアイデアのつくり方もある程度行動しないと始まらない機能しない。
優れたアイデアを出す人はとにかく行動する。それもスピードがバチこり速い。
「効果が出るのか?」「失敗したらどうなる?」「本当にうまくいくのか?」
とか考えないでとにかく試す。ある程度スピード感持って量こなしてから考える。
その頃には生のデータが溜まって考える材料もありますからねー。
本読んで「なんとなく賢くなった」で終わるのは嫌じゃん?
だからまず動こうぜ。学ぼうぜ勝つために行動しようぜ。って話でした。
今回はこの辺で。
※今回の記事ではスコープずれるので話しませんでしたが、
ビジネスにおける本質的な成功するための「型」、お金はもちろん時間を得る方法だったりを
無料メルマガで発信してます。興味があれば是非。これも即やるかどうかですね。小さくても行動です。
コメントを残す