あなたは日常を過ごしている。
いつものように、仕事をしていたり。
もしくは、ひたすら趣味に没頭していたり。
とある日。
あるオカルト的な噂を聞きつける。
「とある物件で心霊現象が起きるのではないか」
その物件を持っている大家から直に話を聞いたところ、
物件を調査してほしいと依頼されるのだが…
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とまあ、先日、大学時代の友人のツテで、
オフラインでtrpgを遊ぶ機会がありました。
上記はやったシナリオの導入です。
初めはあんまり、興味はなかったんですが。
ブログのネタと、いい経験になるかな。
くらいのノリで参加しました。
いやーおもしれーわ。これは。
面白かった点・学びになった点としては
・キャラクター俯瞰視点の重要さ
この点をストーリも交えながら、少し語っていこうかなと。
目次
そもそもtrpgってなに?初心者にもざっくりわかる
遊戯王の漫画持ってる人は、6巻7巻くらいを見ればわかるんですが、
まぁざっくりと。
ゲームとかでもよく聞く、RPGって言葉は
ある人物を演技する(Role-Playing)遊び(Game)という意味。
でそれをテーブル(table)を囲いながら談話形式(talk)で遊ぶので、
TRPG(テーブルトークRPG)ってわけです。
まぁ今回は詳細な説明は省きます。
僕が今回やったのはCoCっていわゆる「クトゥルフ神話RPG」って呼ばれてるやつ。
現代が舞台のシステムで、プレイヤーは探索者(好奇心がある人的な)になって、
化け物や怪異、非現実的な恐怖が襲いかかってくる
非日常をくぐり抜け、日常に戻ることが目的。
(※こんなんが出てくる。基本的に戦って倒せない。)
西洋ファンタジーや、未来都市が中心の舞台になるシステムもある。
いわゆる”冒険者”になってドラゴン倒したりとかも。
要は、自分の作ったキャラを操作して
GM(シナリオや世界観を描写する進行役の人。システムによって呼び方が違う)の
進行に従いながら、皆んなで話ながら物語と世界を楽しんでいこうと。
そんな遊びです。
trpgキャラクター作成の深掘りで俯瞰できるよね
操作するキャラも現代なら、
医者、探偵、大学生、投資家、ホームレス、スポーツ選手
など職業もありそうなものなら選択可能。
その上で、キャラの趣味、背景や過去、生い立ち、家庭環境、信念。
設定しようと思えば、いくらでも深く掘れる。
僕はその時、職業は探偵を選んだので、
キャラメイク時、遺憾無く深堀りして、探偵のことを調べまくりました。
探偵業務を行うための資格や免許は必要なく、すぐに開業できるとこから始まって。
一般的な探偵という職業のイメージは?
そもそも探偵になろうとした動機は?
過去に何かあった?性格はどう変わった?じゃあどんな価値観を持ってる?
探偵になってないがしたいのか?じゃあ友人関係はどうなのか?
などなど。設定は込みこみで作る。
30分くらいかけたっす。
だいぶロールプレイするのが楽でした。
「こいつならこんな状況ならこの行動する」
ってのがわかるんで。
作り込みすると
PC(キャラ)とPL(自分)との間で、乖離ができちゃうのもありますが。
「僕は同じく逃げたいんですが、
キャラ的には絶対怪物と戦う方向になっちゃうんですよね。間違いなくロストする」
「「バカだね。俺は軽蔑するぜ」って言ってますが、実はこいつ内心で一目置いてます」
みたいな。自分のキャラを俯瞰してみる。感情を他のPLさんに伝える。
本音と建前ですね。
これだけでもゲームってコミュニケーションなんで、
相当みんなプレイしやすくなるテクニックでした。
上手い人がやってて「おおっ!」ってなって。僕も参考にしましたね。
あと、僕は他のPLさんに頼ってました。
「なんで、PL2さんのキャラに説得お願いしていいですか。やり方は任せます。」
「本心ではコイツ逃げたいんで。遠慮なくハート撃ち抜いてその気にさせてください」
とか。
これも楽しみかたの一つなのかなと。
協力して全体がやりたい方向にシフトさせつつ、全員の見せ場を作る。みたいな。
まぁ、ロストするのも華ではありましたが笑
ガチでロールプレイするのも、場面によっては面白いんですが。没入感と言いますか。
毎回そうすると一種、
進行しにくい「気持ち悪さ」みたいなのが出てきちゃうんですね。
演じるって言っても、なりきるわけじゃないという線引きが難しいところ。
この辺はGMとシステムにもよる感じはありますね。
要は俯瞰するのはめちゃゲームしやすい。
で俯瞰するには、キャラの掘り下げ。
どういう人生を歩いてきたかって考えることがいいですよと。
演じるゲームだからこそ、キャラの掘り下げするとそれだけでPL的にも余裕が出る。
trpgのキャラメイクとビジネスリサーチって似てる
僕はコンテンツビジネスしてて、よくその人にあった記事を書くために
他人のイメージをしてます。リサーチの一環ですね。
・どんな一日を過ごしているのか?
・どんな趣味か?仕事の悩みは?なんでその趣味をしてるのか?
・どんな悩みを持っているのか?またその悩みは深いのか?口だけか?
などなど、本当にその人になりきって日記を書くようにイメージ。
trpgでは魅力的なキャラをイメージするのに対して、
こっちは等身大そのままですからね。もっと難しいと思います。
なんでキャラ作るの上手い人は、簡単にビジネスアイデア出て来る。
「その人が困ってる、悩んでることを解決して、その対価としてお金をいただく」
本当。これが全ての基本ですからね。
ビジネスで一番大事なのはリサーチ。
「誰に」「何を」「どうやって価値を届ける」。
この3つ。特に「誰に」をリサーチできると「何を」と「どうやって」
は大体わかります。
けどリサーチやらずに、サボってる人がめちゃ少ないので、
「誰に」も向いてない意味のないコンテンツが多い。
キャラメイクして、改めてリサーチ大事だなあ。
リサーチ極めるだけで、trpgもビジネスもプレイしやすくなる。
なんてごちゃごちゃ言いましたが、
いい体験でした。めちゃ面白かったです。
人を実際に演じてゲームするというのは、中々現代ではやる機会ないです。
今後も機会があれば。
以上。
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